ワンマン営業マンがチームプレーに目覚めた話
営業マンか営業部か会社か
営業の本質は売上を作ること
これはどこの会社でもどこの時代でも変わらない
問題は手段である。
これまで営業とは
個人の才覚を以て、
個人の情熱で行うものだと
オレは思っていた。
営業は個人の才覚と責任で行うものだと思ってた
個人の経験値とスキルをひたすら磨き、
他人を利用し、上司を利用し、後輩を利用する。
とにかく自分が売上を作る。
そのために周りなど気にしちゃいられない。
そんなやつらが集まって、切磋琢磨していれば
自ずと互いに成長して売上も上がる。
しかし転機が訪れた。
転職の決意である。
転職するとなれば、転職活動にリソースを割かないといけないわけで
不毛な会社の不毛な仕事などしちゃいられない。
これまである種の強迫観念に縛られてサボることを自分に許せなかった。
朝はひらすら早く、昼飯は車で移動しながら食べ、何でこれで17マンなんだよと勝手に不満を感じながらも訪問件数はダントツトップな生活を送っていた。成果もそこそこついてきてた。自分を自分でバーサーカーだと感じていた笑
しかしそれだと転職活動できないので覚悟を決めてサボるようにした。
定時ギリギリにいき、6時過ぎには会社を出る。
訪問件数も必要最低限に。社内で資料を作る日を多めにとり、その日は実質なにもしない笑
だけど露骨すぎると指導が入ってしまうし、目を付けられて日常的に詰められたりするようになればメンタルがやられて、転職活動が上手くいかなくなってしまう。そこで普段よく乱雑すぎると怒られていた伝票や申請書類などはゆっくりと時間をかけて丁寧に書くようにした。営業活動に専念していれば、そんなものゆっくり書いてる時間なんかない笑
また、省エネかつ最も(本当はありもしない)やる気をアピールできるポイントとしてオレが目を付けたのは後輩への指導だ笑
本気で営業をしていたら行う暇などあるはずもない後輩への指導や心身の状態確認など、これまた優しく丁寧に行った。
そして、それを上司が見ていることを確認した上で、
自分だけじゃなく、後輩や部署単位で強くなっていきたい気持ちを目を輝かせて熱く語る。なんなら後輩への指導方法について逐一相談したりする。
めちゃくちゃ暇じゃなきゃできない芸当である。
そして上司も馬鹿じゃないのでオレが実はやる気なくしてて
もうすぐ辞めるんだろうなってことに恐らく気付いてるだろう。
でも、「最近どうや?」って上司がオレに聞いた時、
後輩やチームとしての成長戦略を熱く語り、実際それを行ってるわけで何も言えるはずがねえんだなあコレガアアア。本来上司の仕事だからな。
これをもっと本気で、もっと緻密に計画立てて行えば
数カ月でオレに役職が付くんだろうけども。
ワンマンプレーから逃げてチームプレーに走る
実際やってみてわかったけど効率を考えたらチームプレーは悪くねえ。
というのも、1人で10の成果を上げようと思っても
今のご時世パイが少なく中々1人では難しい。
1人でキャパオーバーの仕事を抱えて各部署やお客様に不具合を出しながら、
無理くり10の成果を上げるより
3人で10の成果を出す方がずっと楽だ。
(3人なら30の成果が求められるだろうという野暮なツッコミは禁止)
例えば1つの失敗をオレがしたとする。
それを反省し改善点を考え、次に活かす。
すると1つの失敗は1つの経験値となる。
それをオレだけに留めて置いたら1つの経験値に過ぎないが、後輩4人に共有したら5つの経験値となるだろう。
営業部で見れば5倍の速度で部署が成長していることになる。
オレはもしかして頭が良いのか、
この素晴らしい秘密に気付いてしまった笑
この話すら、はるか昔から気づき、やっていたかのようにオレは面接で語り、
転職を成功させるつもりだぜ笑
私が入るとチームが強くなります キリ
とか言ってな笑