驚いたことに中身が何もない『いろいろあった人へ 大人の流儀 伊集院静』
いろいろあった人へ 大人の流儀 Best Selection
- 作者: 伊集院静
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いろいろあった人へ 大人の流儀
いろいろあった人への概要
・犬や前妻、弟との死別を経験してきた
・酒やギャンブルに逃げることが多かった
・「知らん振りをすること(忘れること)」と、時間経過が解決の手立てである
概要をまとめると以上3行である・・
短っ!!うすっ!!
内容が薄いこともそうなんですが、
それ以外の毒にも薬にもならない日常パートがつまらなすぎて
「なんやこれ?!」ってのが正直な感想だった。
そして、ちょくちょく出してくる井上陽水など著名人の名前。
これに対して「じゃあ、伊集院静も すごい人なのか?」とは思うものの、
伊集院静が具体的に一体どこの誰で、どんな人間かを全く知らないオレからしたら
やっぱり「なんなこれ!内容うすっ!!」ってのが感想だった。
伊集院静は、恐らく著名人で長年のコアなファンがいると思われる。本人もその前提でこの本を書いている節がある。
恐らくメインターゲットとされているのは、本当につらいことがあった人ではなく、伊集院静のコアなファンである。
コアなファンからしたら、その先生からたくさんの有難い御言葉を頂けるって点で
素晴らしい本なのかなあという予想がつくものの
何やこれ?になる。
また、事あるごとに出してくる
「おれこんな著名人と知り合いなんだぜアッピール」も
胡散臭さを増長させてる。
そもそも良く知らない著名人のほうがオレは多かった。
黒鉄ヒロシとかわざわざ検索したからな。
アマゾンレビュー
自分に近い感想はコレ
全体のレビュー割合
まとめ:内容は無いに等しい
伊集院静を「著名人」として認識し、「ありがたい先生からの御言葉」として本書を読める人はまあ買ってもいいんじゃなかろうか。
ゆとり世代のワタクシとしては、
伊集院静をそもそも知らないわけで、
そうなると文章でのみで評価せざるをえなくなり、
単純につまらなかった。
まあ、決して「読みづらい」とか
「難しい」といった類の本ではない。
そこは〇。
でも決して「オレいろいろあった人だし、この本読んでみようかな」なんて思って買ったらダメな本だと思う。
いろいろあったのいろいろが、
この本では死別に限定されてるし、
肝心の対処法の記載が少なすぎる上にめちゃくちゃ薄い。
伊集院静の人生とか、いろいろあったつらい出来事に対して決してどうこういうつもりもなく、ただただこの本の内容に対して「めちゃんこ つまらん」というわけです。