社会人生活で一番キツかったこと

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1時間ごとに大量の水がケツからドバドバ垂れ流しになってとまらねえ。

ケツから水が止まらない

脱水をおこなさないよう水分を取ると数分後にはケツから出てしまって意味がない。

土日14時間労働後の月曜夜中3時から水分が垂れ流になり月曜朝を迎えた。
めちゃくちゃしんどい。でも、この日もフツーに仕事だ。

この日は会社に車だけ取りにいって日帰り出張の予定だった。
取引先のイベントに参加して朝から晩まで商品説明をして回る。
取引先も予算を組んで金をかけた広告をまいて準備してきているので欠席など許されるはずもなく。

とろとろ高速を80キロで走り、会場に向かった！

10時開演で、基本的にそれまでに居れば良いのだが、
オレは9時には会場入りするので、この日も1時間余裕があった。

そこで地元の病院に行ったァ！
これが非常に好判断だった。

「ケツから水が出て止まらない」
この症状の解決策は無理して水分を取りまくるでも、ひたすら耐えるでもなく、
病院の薬を飲むしかないのだ。じゃないと多分永遠に治らない。

病院の待合室にいると、節々がめちゃくちゃ痛くなってきた。これは熱も出るパティーン。

薬を受け取り会場入りすると、お客さんが既に長蛇の列をなしていた。

これはきつい。。

最初の数名をとりあえず捌いたが、どうにもならんくなって「ちょっと待って」なんて言って
おもむろに薬の束を取り出し飲み始めるオレ。

お客さんビックリ
ギョッとする取引先の部長

その後、時間感覚がおかしくなって、思い返しても記憶がほとんど無い。

もう夕方かと思って時計を見てみるが13時とか。

この日だけは無敵の人

他のお客さんからの電話、
会社からの電話、
上司からの電話、
その一切をスルー。完全無視。

無視というか体調不良に加え、
そもそもが忙しすぎて対処不可。
でも普段なら、やること把握しといて数分の空き時間でテキパキ連絡取るんだろうな。
この時ばかりは全てを忘れた。

やべぇくらい疲れたわ！もう19時頃だろ！と思ってみても16時とか。

流石に今回ばかりは、もう駄目かと思って万が一の時は上司に代わりに来てもらえるよう無理くり段取りをお願いしていたが何とかなった。

驚きなのが、この日の販売率が異常に良かったこと。
取引先いわく、「何十年もやってるベテランのように説明してた」らしい。

めちゃくちゃな体調不良の中、
今回の売上を叩き出せたのは、はっきり言ってヤバすぎる。

今回のような成果を出せる先輩社員はオレの知る限り存在しないため、
イベント参加時における自社製品の販売率では数十年やってる先輩を差し置いて多分オレが一番だ。

それは没頭したからではないか

客の電話も余計な考えも無視して(というより余裕がない)、
目の前のお客さんに製品の説明をすることだけに意識を集中させていた。時間の感覚が歪むほどに。。

最悪なコンディションの中、最高の結果を出したということで、何かこの会社に入って始めて、やり遂げた感がある。
ウイルスにかかったのはオレだが、その上で今回の結果を出すのはオレにしか出来なかったんじゃないだろうか。

無我の境地に至り、無意識の領域でひたすらに行った商品説明。
商品説明力が今回の件で何故か格段に成長した気がする。整腸はしないが。

会社はそろそろ気付くべきなんだ。

他のやつらは仕事のために会社に通ってるが、
オレは社長になるために毎日会社に通ってるということをよ。